スペインの新聞EL PAISの
記事(スペイン語)によると、2年前に
平井たくや議員が視察し、住友電工が
PLC に最も積極的に取り組んでいる電力会社(pdf)と評したEndesa社は、ZaragozaでのPLC試験サービスを終了して実用化を断念、今後は50%出資したEpresa社を通じてPuerto Realでのサービスのみ継続するとのこと。
2年前は2000加入あったZaragozaでは600加入に減少し、Puerto Realでも500加入しかないという。
もはや欧州勢総崩れになりつつあります。こんな状況でCISPRで議論が進められるとは思えず、実際、昨年12月のITU-T SG5でもPLCとのEMCの課題を担当するラポーターは「欧州内で意見がまとまらずITUで議論できる状況でない」と言い残し会期途中で帰ってしまったと聞きます。純然たる国内規格を作る委員会ならともかく、CISPRで議論できる状況にない状況で
CISPR委員会で議論を始めるというのは非常に奇異に映ります。
《2006-02-04追記》
例のセミナー、大黒氏の「スペインでは数万ユーザーに実用サービスが行われている一方で,実験ベースから抜け出せない国もある」って、そのスペインですらEndesaのほかIberdrola社がマドリッドとバレンシアで3000加入あるだけで、全然実験ベースから抜け出せていないのだけど。
紹介頂いた記事を斜め読みしましたが,ADSLの普及に押され,かつ,速度が遅いのに値段が高い(1Mbpsで39Euro!!)というのが背景のようですね。PLCしか使えなければ仕方なく使う人もいるでしょうが,より安定でより安いものが出てくればもうPLCなんか誰も使わないということ。
「スペインでは数万ユーザーに実用サービスが行われている一方で,実験ベースから抜け出せない国もある」
ウソをウソで塗る講演会が開幕するのでしょうね。面白いですね。どんどん自己矛盾がでてくるでしょう。
で、入口を大きく間違えた端子電圧でOK、と、したり顔でいうのでしょうね。
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