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2006-02-08

続 PLCは電波利用システム?

新たなIT戦略構築に向けての提言(pdf)(平17.12.6自由民主党政務調査会u-Japan特命委員会)では、「PLCなどの新たな電波利用システムの導入を図ること」と「等」すらつけずにPLCが「電波利用システム」であると断定しています。

世界最先端のIT国家実現のための申し入れ(pdf)(平17.6.10自由民主党政務調査会e-Japan特命委員会)では、「PLC(電力線通信)(中略)等の情報通信技術の早期実用化と関係制度の整備に取り組むこと」でしたから、自由民主党もこの半年で、CISPRでなくITU-Rの周波数共用の枠組みでの検討が必要だと理解したのでしょうね。

posted at 00:17:19 on 2006-02-08 by jr9mfk -

コメント

ohishi さんによるコメント

まぁ,PLCの本質は無線ですからね。高周波信号は表皮効果のために電力線の表層のみを伝搬する。それ故シールド電力線にでも張り替えない限り,電波が漏れるのは当たり前。
この単純な物理を理解した上で「電波利用システム」と呼んでいるのだとしたら,単位をもらう準備ができた。でも単位を受ける前に試験があります。
問題:
電波利用システムであるPLCと他の無線業務との周波数共用検討結果が,あの研究会が強行採決した許容値と合致するか否かを検証すること。

それにしても自民党の申し入れ内容は薄っぺらい。書いた人々も内容が分かっていないのでしょう。分かるくらいなら議員なんかやっていないで研究畑に行けるはず。ITの基本的技術はみなアメリカに押さえられている。IT企業は結局アメリカが儲けるための先兵になっているに過ぎないのに。それが分かっていて書き上げたのだろうか?(そうじゃないでしょうけどね)
2006-02-08 00:38:42
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