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2006-04-23

米FCC、高速インターネットの統計方法を変更。BPL低迷が鮮明に

米FCCは年2回、高速インターネット(High-Speed Services for Internet Access)に関する統計を発表していますが、今月発表された2005年上半期末分から、従来「ファイバー及び電力線」として発表していた項目を「ファイバー」及び「電力線その他」に分割して統計を取るようになりました。

これにより、ファイバー加入者数は着実に伸びているのに対し、「電力線その他」は全米で5000加入に満たず、低迷していることがわかります。

《統計より抜粋》
2004年12月末: ファイバー及び電力線 697,779加入
2005年 6月末: ファイバー 864,831加入、電力線その他 4,872加入

posted at 14:02:02 on 2006-04-23 by jr9mfk -

コメント

ohishi さんによるコメント

おもしろく,かつ,重要な情報をありがとうございました。http://hraunfoss.fcc.gov/ed...のTables 3,4には,住宅地での各技術毎の分布が示されています。一般住宅でのBPL利用も全米で4000名弱であることが分かりますね。(もちろん,アンケートに答えた分だけですが)米国でもADSL,ケーブルに引き続きファイバーが急激に伸びてきていますので,BPLが伸びる余地はもうないでしょう。

また,各州におけるプロバイダ数の統計もありましたね。BPLは18の州にプロバイダがありますが,いずれも利用者の公表は拒んだようです。単純計算では,各プロバイダあたり200数十ユーザとなりますので具体的な数字を出すのをためらうのも分かります。
2006-04-23 21:10:45
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