ASCII24によるInterop Tokyo 2006の取材記事がありました。
この記事では,「すでに無線LANが広く普及し、高速でカバー領域の広い無線LAN製品も登場しつつあるいま、やや遅きに失した感もある電力線通信だが、秋に各社からどういった関連製品が登場するかが注目される。」との表現があり,記事からは期待感が全く感じられません。これが一般的な感覚なのでしょう。
ところで,記事の中程には「今月末には規制値が最終決定し、秋ごろと目される改正法施行に合わせて各社とも製品をリリースするという。」とありますが,今月末は情報通信審議会情報技術分科会があるだけで最終決定にはなりません。仮にそのまま分科会で承認されたとしても,関連規定の改定案を総務省が作成し,電監審での意見聴取,審議と山はいくつも越えなければなりません。
それとは独立に厳しい規制値に合わせるための技術開発が必要です。各PLC企業は,この規制値で実現できる実効通信速度で本当に市場があるのかを真剣に検討していることでしょう。
一緒に掲載されているテレビの同軸ケーブルを使ったLANシステムのほうが将来性がありそうですね。250Mbpsあればデジタルテレビの画像が2チャンネル分取れるんですね。そしたらそのほうが有利だ。面子にとらわれることなく王道を歩んでほしいですね。
現在UWBに関する規制緩和がパブリックコメントに上がっています。基本的にはこれと同等の扱いがされる筈ですので、法的な対応がどのようにされるかの参考になります。
http://www.soumu.go.jp/s-ne...
です。
ただ、その前にやはりきちんと実際のラジオや受信システムで検証されるように関係各所に働きかけるべきでしょう。
「べきでしょう。」はあまりに無責任ですね。
「働きかけます!」に訂正します。
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