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2008-06-13

英国政府 PLC勧告作業文書から各国の規制情報の削除を提案

6月18日からジュネーブで開催されるITU-R WP1A会合で議論される文書が次々に入力されています(11日に締め切られました)。

これまでに入力された文書の中で目立つのがPLCに関連するもので,16本も入力されています。今回のWP1A会合は,まるでPLCのための会合ではないかと思えるほどです。

ドイツ政府からの入力文書は6月8日の記事でお伝えしましたが,今日13日にアクセス可能となった英国政府からの入力文書 (1A/55) は,これまでWP1Aが進めてきたPLCから無線通信を保護するための勧告に向けた作業文書に現在含まれている,米国,ドイツ,日本,ブラジル各国独自のPLC規制内容を作業文書から全て削除することを提案しています。その理由は,これらの情報を勧告に含めることは意味がない (no sense) から,というもの。

その他では,北米放送連盟 (NABA) はPLCを使った時に漏洩する電波強度の測定データを提示 (1A/35),CBSは米国FCCがARRLに訴えられた裁判で敗訴したことを述べ (1A/43),IARUはアマチュア無線の保護基準を提案 (1A/57) しています。

日本政府も3本の文書を入力しています。

posted at 00:59:19 on 2008-06-13 by ohishi -

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