10月16日付けの
The ARRL Letter, Vol 27, No 41 によれば,BPLサービスの橋頭堡と位置づけられていたヴァージニア州マナサス市(Manassas)のBPLサービスは,運用に携わる会社が次々に変わった挙げ句引き受け手がなくなり,とうとうマナサス市がBPL設備を全て買い上げてサービスを継続しなければならない状況に陥ったそうです。
現在のBPLサービス利用者は,BPL設備としては1万4千以上の顧客に対応できるものなのに,わずか675人。市がこれまで投じた予算は64万ドルで,買い上げのためにさらに11万ドルと投入することになるそうです。(1ユーザー当たりに換算すればおおよそ1000ドル。)
上記ARRLレターの最後には,"There should be a lesson hiding somewhere in that fact."(事実の中に教訓が隠れている。)と結んでいます。
教訓は生かすべきですが,事実を隠蔽しようとするとせっかくの教訓も生きません。