NTTネオメイトほかの
ニュースリリースには明記されていないが、公開特許公報を見ると、コンセントとルーターとの間の通信手段は「イーサネット、PLC、無線などが利用できる」と例示しながら「イーサネットを想定」している。
安く利用可能ならば何でもいい、というのが本音だろう。新築ならイーサ、既築でも無線、というのが世界的に見ても現実解では?
そういや、PLC-Jから総務省への研究会設置の
要望書(pdf)や
高速電力線通信システム概要を見ても、
日本経団連の規制緩和要望(pdf)を見ても、いや、これまで研究会に提出された全資料を眺めてみても、「何故、無線LANでは駄目なのか」について何も語られていないようにみえる。
いま何故、PLCなんだろう? 自己目的化してるんじゃないのか?
宅内系PLCの売りは,無線LANの欠点とされていた壁越し通信や1F--2F間の通信が容易という点。もはやその優位性はない。家電製品を稼働させてインピーダンスが低い部分が回路上に生じると,通信できなくなるという欠点は相変わらず。この欠点を補うためには,インピーダンスアッパーとかいう装置(回路?)をつけなくてはならないのだそうだ。
コモンモードフィルターなど様々な漏洩防止策,インピーダンス確保策を施さないといけないわけだが,これって「モデムをコンセントに挿すだけで既存の電力線網をそのまま利用した通信」ってことになるのか??
日本国民はそれほど馬鹿ではないぞ。