韓国のPLCメーカー
ゼルライン社が12月22日
発表したところによると、
電力研究院(韓国電力系)と
電気研究院(政府系)は合同で、22日に関係事業者・メーカーを呼び「電力線通信(PLC)ユビキタス技術」の研究着手のための会議を開催したとのこと。
スケジュールとしては、2008年9月までに設備とビジネスモデルを開発し、2008年10月から2010年9月までを実証実験に充て、安全性の確保など商用化可能なレベルまで技術水準を引き上げるという。
欧州OPERAの挫折(
2005-12-29既報)が確実になった時期の計画らしく、この分野にしては異例の長期計画になっているけれど、果たして時間さえ掛ければ解決可能な課題なのだろうか? 仮に時間が解決したとしても、その間にライバルの光ケーブルや無線が着実に普及していくのではないか。
なお、OPERAも最終報告を含む
成果を今年になってから追加掲載したものの、電磁的両立性(被・与干渉とも)を含む22の課題は
棚上げのまま。
こんな状態で2010年には西欧でアクセス系780万加入が見込めるなんていい加減な予測を載せた最終報告に対し、ECは900万ユーロ(OPERAに投入された補助金額)に値するとの評価を下すのだろうか?
《2006-01-10追記》
OPERAの棚上げ課題のうち3件は、その後掲載されたthe 3rd PLCforum World Summit 2005 の報告(写真を除けばペラ紙1枚に収まる内容)をもって代えるようです。もはや取り繕いに必死ですね。