米ニューヨーク州の電気事業者Long Island Power Authority(LIPA)は昨日、同社の電力線によりBPL商用化に向けた2年間の実験を行う者を公募する旨発表しました(
ニュースリリース、
Newsday記事)。
実験は工業地域に隣接したごく限られた地域でインターネット接続105戸、自動検針20戸の規模に過ぎず、しかも他社にリスクを負わせて長期間の試験を行うということは、LIPA自ら投資する段階ではないと判断しているものとみられます。
なお、Newsday記事はアマチュア無線への干渉可能性についても触れています。
《2006-2-18追記》
The New York Timesも報じました。装置が高価なこととアマチュア無線への干渉の懸念が、電力会社の動きを鈍くさせていると書いています。