HF-PLC Watching Site

2006-04-15

豪で海上通信への脅威を指摘

こんなページができました。GMDSS移行後も短波での遭難・安全通信は存続しています。世界中の船がITUとIMOの国際的枠組みに従っていますから、1か国だけの都合でPLCからの混信を受忍せよと言えないのは当然。

もっとも、我が国でも昨年の研究会パブコメに漁業無線局から意見提出がありました。ただ、全国漁業無線協会が容認姿勢のせいか、一漁業無線局からの意見はほとんど取り上げられませんでしたけど。親新聞社や兄弟出版社が推進姿勢のせいか意見をほとんど取り上げられない短波放送事業者と同じような状況ですが、現場に近い方がより実情を把握しているはずで、その意見を無視するようでは今後大きなトラブルが予想されます。

現場で現物を見て現実を知るという「三現主義」が問題解決の早道。仮定を重ねて仮説を立てた仮想で問題から目をそらさせることはできても、そんなものでは問題の解決はできません。

posted at 08:39:35 on 2006-04-15 by jr9mfk -

コメント

ohishi さんによるコメント

このサイトには素晴らしい文章が書かれていますね。

Some countries (notably Japan) have actually banned BPL because of its proven interference to HF communications. From a technical standpoint, BPL is actually a poor choice for distributing high speed internet. There are more suitable technologies available such as WIFI, fibre and cable.

日本がPLCはダメだと言ったことが賞賛されているにも関わらず,今回日本はトンデモナイことをやろうとしている。ダメだといったものを舌の根も乾かぬうちに導入するならば,日本の国際的信用(あれば,ですが)も地に落ちますね。漏洩レベルはたいして変わらないのですからね。昔よく言われたエコノミックアニマルニッポンジンと,また,呼ばれるのかな?
2006-04-15 13:48:07

電子情報通信学会会員 さんによるコメント

 そうそう、例のLCLですが、
LCL=16dBがいつの間にやら、
LCL=16dB±3dBにすり変わっているらしいですよ。つまり、19dBってこと。

 やり方が汚いですね。

 こういったやり口のやり方にみんなが怒っていることすらわからないのだろうか?
(わかっていないんだなあ、これが..苦笑)

 研究会は16dBでしのいで、その後誰の承認をどこでどう得て変えたのか、私は知りませんが....

 ウソを塗りたくって行くPLC会社...面白いですね。
2006-04-15 19:57:41

ohishi さんによるコメント

公開されているJARLの意見にもLCLに関わる汚いやり口の件が書かれていますね。CISPR委員会でもLCLの数値に誤差をつける話は出ていませんでしたよ。誰が±3を忍び込ませたのでしょうねぇ?だいたい,想像はできますがね。

ま,背景雑音よりも強い信号を出さないと使い物にならないPLCなのだから,どう考えても既存の無線通信と共存することは不可能。

強行すれば,電波板AIDS問題に発展します。確実に。
2006-04-15 22:38:18

電子情報通信学会会員 さんによるコメント

 CISPR委員会自体がコケにされているわけですよ。

 CISPR自体、ここまでコケにされてよく黙っているなあ...と、思います。出席者全体をコバカにしているわけですから。

 こういった案件こそ、委員会で責任の所在と処分方法も含めて、追求するべきですよね。
2006-04-16 07:14:50

村上 さんによるコメント

やっぱりと思います。私はこれを一番心配していたのですよ。特に日本は漁業に多くの周波数を割いているわけですから一番PLCが使いにくい国のはずです。役場や会社連中のうそごまかしもたまりませんが、直接の実害が出るのがやはり怖い。私のサイトでも使わせていただきます。
2006-04-16 08:39:42
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