日経Tech On !に
Interop Tokyo 2006での松下グループ,NEC,富士通によるPLC機器の展示に関する記事が出ていました。注目すべきは後半部分で,許容値厳格化に対する反応が書かれています。ただ,通信速度に関しては疑問符がつく記述も。
==引用始め==
突然の許容値の変更に,展示会に出展したベンダー各社は一様に「がっかりした」と困惑を隠さない。伝送速度も「元の許容値案の50%程度になる計算」(パナソニックコミュニケーションズ)。同社は当初の許容値案で,最大70Mビット/秒程度の実効伝送速度を見込んでいたことから,新しい許容値案では伝送速度は最大で 35Mビット/秒となってしまう。現実には電力線に流れている雑音などで伝送速度はさらに下がる可能性があり,「HDTV信号を何本も流すような使い方は厳しいかもしれない」(別の関係者)という声も出てきた。
==引用終わり==
確かCISPR委員会では,良くて数Mbpsという発言がパナソニックコミュニケーションズ関係者からあったはず。日立サイトでの実測では20Mbps弱でしたので,良くて10Mbpsということになる。何かウラがありそうですので今後の動きに注意が必要です。
<6月16日追記>2Mbpsしか出ないという発言があった
5月22日開催のCISPR委員会PLC小委員会議事録が公開されています。こういった公式の場での2Mbps発言が嘘だとは言わせません。