総務省が開催している
2010年代のケーブルテレビの在り方に関する研究会(第4回会合:平成18年5月26日)でのある構成員の発言です。
説明に使用された資料はこちらです。
==引用はじめ==
【土森(株式会社ケイ・オプティコム)】<中略> それから参考ですけれども、高速PLCがこの秋ぐらいに一応実用化のめどになっているということですが、今のところPLCは家庭内ネットワークでしか活用できそうにもございません。そういった意味で、家庭内では高速PLCあるいは無線LAN、これらのどちらが安いかという勝負になるかと思います。
続きまして、集合住宅向けでは高速PLCサービスモデルとして、各家にPLCの子局を設置してインターネットサービスをするという事例でございますが、これもCATV事業者さんのc.LINK、あるいはADSL、あるいはPLC、これもあくまで価格勝負になるんだろうと思います。
<中略>
【石橋構成員】 それともう1点、申しわけないですが追加してよろしいでしょうか。PLCの状況なんですが、先ほど、今年の秋ぐらいから使えるんじゃないかなということなんですが、ほんとうなのかなと。失礼なことを言っちゃいかんのだけど。
【土森(株式会社ケイ・オプティコム)】 私は直接やっていませんので、総務省さんに聞いてもらったほうがいいかと思いますけれども。
【石橋構成員】 専門家なので、土森さんにぜひその付近のほんとうのところを教えてほしいなと。
【土森(株式会社ケイ・オプティコム)】 実験の結果では、我々は希望的観測で秋ごろと思っています。ただし、c.LINKもいろいろ雑音の問題があって、どうなのかということもいろいろうわさが聞こえてきていますけれども、同等じゃないかなと思っていますけれども。ほんとうにはっきりした知識がございませんので。
==引用おわり==
なお,株式会社ケイ・オプティコムは関西電力が100%出資している子会社です。
「土森(株式会社ケイ・オプティコム)」という人はヒアリング対象者であって構成員ではないのですが、自分から切り出したのですから不用意ですね。こんな勘違いしてる会社が投資にしくじっても自業自得でしょう。
もう一つビックリするのは、5月26日の議事録がもう公開されていること。そしてその記述が詳細で丁寧であると言うことです。これ一つとってもPLCがいかに異常なものであることかが分かります。
かぜさん:本来の姿ですよ。事務局はさっさとメモと録音から議事録を起こしますよ。そして構成員にメールで配布して確認を求める。これが普通。1週間もあれば議事録案は作成できるんです。敢えてゆっくり作業する場合は,何か理由がある時。今回は普通のペースで作成した。そこからも電波環境課のスタンスが読めると思いますがね。
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