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2006-10-06

「光」並み高速ネット普及へ、NTT通信網開放・総務省方針

10月6日,日経新聞オンライン版の記事です。

総務省は5日、電話線と光ファイバーを組み合わせた超高速インターネットサービスについて、従来できなかった家庭などでも利用できる環境を整備する方針を固めた。NTTの電話線と光ファイバー網をNTT以外の事業者にも開放し、光ファイバー並みの高速通信の利用を広げる。総務省は来年7月から実施する意向だ。

各社,PLCに好きなようにさせておかないのは当然でしょう。ポイントはアクセス手段だけでなく,家庭内(屋内)でも電話線と光ファイバーを利用できるようにするという点。これを利用すれば,PLCの利点とされる壁越し通信は光ファイバー,もしくは,電話線経由で行い,部屋の中ではイーサネットや無線LAN (IEEE802.11g/e/n)もしくはUWB(これも問題だが)による広帯域通信が可能になります。

既にこれらの通信手段に較べ,実効速度では見劣りがするデリケートなPLCの出番はほとんどなくなると言えるでしょう。

10月4日の電力線通信に対する規制緩和は,実は,PLCの終わりの始まりなのではないでしょうか。

posted at 23:23:26 on 2006-10-06 by ohishi -

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