HF-PLC Watching Site

2007-03-26

非常通信用帯域に重畳するPLCは不要だ

能登半島で大きな地震が発生しました。残念なことに死者も出,多くの負傷者が出ました。交通網なども各地で寸断され,電話も輻輳のためにかかりづらくなっていると聞きます。

このような災害はいつでもどこでも起きうるというのは,もはや我々の常識です。そういう時に少しでも情報を交換し,被災者の支援に役立てるのが非常用通信です。

残念なことに現状のPLCの使用周波数帯には,短波帯の非常用通信バンドを避ける工夫がなされていません。こういった帯域を保護しておくことは社会が取るべき危機管理の一環だと思います。

明日が我が身。

posted at 19:04:25 on 2007-03-26 by ohishi -

コメント

jr9mfk さんによるコメント

阪神・淡路大震災などと異なり、今回はほとんど停電がありませんでした。大災害のときは停電するからPLCからの干渉は自動的になくなると考えるのは大間違いです。

http://www.asahi.com/nation...

一方、孤立の可能性が高い山間集落には携帯電話が通じない地域がたくさんあります。
http://www.asahi.com/nation...

これからも余震により孤立集落が増える可能性があります。夜間は避難所で寝泊りしても、後片付けのために昼間は集落に戻る住民もいるでしょう。
http://www.tokyo-np.co.jp/f...

報道がひと段落したとしても、通信手段の確保は引き続き重要です。
2007-03-26 21:23:02
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