3月27日のRBB Todayによると, 総務省は,アマチュア無線家ら115名からなされた広帯域電力線搬送通信設備に係る型式指定処分についてなされた異議申立てを電波監理審議会に付議したとのこと。
総務省の報道発表はこちら。異議申し立てから2ヶ月も経ってから,形式的要件を満たしていないと補正命令を出すなんていかにもお役所ですね。
対象となっているのは松下電器をはじめとする12件のPLCアダプタ機器に対する型式指定。
韓国製のアダプタ(CNC-1000),バッファローのアダプタ,松下電工のPLCタップは対象になっていませんが,漸次,追加してゆくとよいでしょう。
電波監理審議会のミッションは,
総務大臣の諮問(必要的諮問事項)に対し答申すること
必要的諮問事項に係る事項について総務大臣に勧告すること
電波法、放送法、有線テレビジョン放送法、有線ラジオ放送業務の運用の規正に関する法律及び電気通信役務利用放送法に基づく総務大臣等の処分に対する不服申立てについて審査及び議決すること
となっています。
昭和50年以前では異議申し立ての審議には,数ヶ月程度しかかかっていなかったのに,それ以降はなぜかおよそ3年ほどかけているようです。