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2004-12-22
内閣府規制改革・民間開放推進室発表
内閣府規制改革・民間開放推進室発表によれば、日本経団連の規制改革要望(当サイト2004-11-18既報)の趣旨を総務省から日本経団連に質問したところ、「実証実験の結果を得た後、実用上の問題がないことを確認されたものについては、速やかに、総務省に於いて、早急の商用化の実現を目指すための、関係法令改正に至るスケジュールを作成することを規制改革要望として求めている。」との回答があったそうです。
たとえば、日本経済新聞社が
主なグループ企業と位置付けている日経ラジオ社も行っている短波放送の受信に問題が生じれば、当然、「実用上の問題がある」と解されましょう。
短波放送の受信に関し、平成14年5月27日に開催された総務省の電力線搬送通信設備に関する研究会ヒアリングワーキンググループにおいてNHKは、短波ラジオのアンテナの位置における許容漏洩電界強度は7dBμV/mであるとし、同月30日開催された同グループにおいてソニーは、現行の微弱無線局の基準(3m離れた点において500μV/m)を採用すると妨害の及ぶ範囲は300m、CISPR Class Bの基準値(10m離れた点において40dBμV/m=100μV/m)を採用しても100m以内に影響ありと指摘しています。
10m離れた点において44dBμV/mという
東電の想定する基準(当サイト2004-11-04既報)では、とてもじゃないけど問題ないとはいえないでしょうね。
posted at 00:12:40 on 2004-12-22
by
jr9mfk -
コメント
多数行われたらしい実証実験の中味や結果がが何一つ公開されていないこと。第三者による評価・検証も経ていない状況です。これではスケジュールを作成するにしたところで、早急のまったく逆方向で進められていると思うのですが。
主官庁が決める規制値は、低レベルではそんなに軽々しいものなのでしょうか(排ガスや、放射能ではちょっとしたインチキで大騒ぎしていますが)。
短波帯PLCは単なる通過点にすぎません
無線LANがどんどん高速化していき、加えて燃料電池などが進化すれば、電源線をつなぐ事すらナンセンスになるでしょう。
光ファイバーが各戸に届く日はさほど遠くありません。
単なる通過点に過ぎなくとも、一度敷設されてしまったインフラは簡単には駆逐されないと言う事は、ISDNが実証していますね。
#一番有効な手は、瞬時に陳腐化するシステムはそもそも採用しないと言う事だろうと思います。
そうですね、その通過点が長いか短いか、ということも問題にはなるけど、明らかに問題が有ると分かっているものを見過ごすと、それを回復するのにとてつもない苦労を強いられるのが常です。
期間限定の法律だって、一度通ってしまえばなし崩しで期限はドンドン延長されてしまいます。
既成事実を作らしては駄目です。
コメント4件(追加)
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主官庁が決める規制値は、低レベルではそんなに軽々しいものなのでしょうか(排ガスや、放射能ではちょっとしたインチキで大騒ぎしていますが)。