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2006-12-25
ご購入の前に?PLC通信の特性について?
パナソニックは,12月22日,
PLCアダプタの購入前に読んで欲しい情報を同社のホームページにアップしました。
分電盤の構造まで調べるの?素人には分かりません。
確かに,PLCアダプタのセットアップは簡単ですし,贅沢を言わなければそれなりの速度も出ます。
でも,
無線通信に障害を与える可能性,周囲のノイズから障害を受ける可能性,医療機器に影響を与える可能性,通信できない場合がおきる心配・・・に引き続いて分電盤の構造まで気にしないといけない製品なのですね。
PLC信号は導入した世帯の外に容易に出ますから,そのうち方式の違うPLC同士がお互いに通信を妨害しあうことになってしまうのではないでしょうか?
また,屋外に漏れるPLC信号が,屋外の電力線から漏洩電波を発生させる可能性もあります。PLCの使用を屋内に限定した大前提が崩れている可能性があるということです。
やはり,通信のために用意された媒体を用いて通信するということが必要です。
<追記>上記ページをよく読むと,以下の気がかりな部分があります。
*本製品は、イーサネットケーブルで送る情報を“非常に微弱な”信号にして家庭内の電気配線(電力線)に乗せて通信するものです。この“非常に微弱な”信号は、
家庭内電気配線(電力線)に既に存在する各種電気機器による電気ノイズと同等レベル以下に制限されているため、以下のような影響を受けやすくなっています。
非常に微弱を強調しているのには何らかの意図があるんでしょう。電力線内の電気ノイズと同等レベル以下,という規制はありましたか?確か,なかったはず。消費者に間違った情報を流すのは良いことではありません。
posted at 22:38:40 on 2006-12-25
by
ohishi -
コメント
おそらく、うたい文句の190Mbpsに比べて圧倒的に遅かったりリンクできなくて相当のクレームが来たんでしょう。うまくいって30M、ほどほどで10Mではさすがにスペックと乖離しすぎです。
分電盤の調べ方を書いたところで、実際にPLCを接続するコンセントの線(三線式でも単相なので、「異相間」はあり得ない)をどう調べるか書かないと意味がないのですが。
ラジオか何かを鳴らしながらブレーカーをひとつずつ切って調べるのでしょうけど、ビデオの予約が切れるなどの弊害も考えられ、そこまでの調べ方を書けなかったのでしょうね。
未だによくわからないのは、何でL1、L2間で疎通するんかい、という点です。中性線は共通ですが、ホット側は基本的にトランスまでいかないとつながってないはずです。PLCモデムといえど、ノーマルモードの信号で動く以上L1からL2への結合が必要なはずですよね。200Vエアコンなどを経由しているということなんでしょうか。あるいは、分電盤のホット間に0.1uFくらいいれるとよくつながるのかもですねーー。無資格工事はダメですが。
最近の引き込みは捩ってあるので、そこで結合されるはずです。屋外ですが。。。もしくは200Vの配線があればそこでも結合が起きます。まあ分電盤上でも結合はありますから、通らなくは無いと思います。ところで特定の素子を使わない電磁誘導を解した通信は、誘導型の通信設備に区分されるのではないでしょうか?
商用周波的にはトランスまで行かないとつながっていないはずでも、積算電力量計や漏電ブレーカーといった、三線一括の機器の中の静電容量で結合していそうですね。
予想どおり!予想どおり?
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