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2007-09-27
同軸ケーブルがPLC技術の生きる道?!
NEC(
2007-09-16既報)に続き、住友電工もPLC技術を応用した同軸用高速モデムに参入してきました(
ニュースリリース)。
それだけなら単なる二番煎じに過ぎないのですが、笑ったのが、「同軸ケーブルは、高速PLCの線路として用いる一般の電力線と比べて、反射や伝送損失などの線路品質が格段に高く、電磁波をシールドしているため、不要放射による外部への影響もありません」という記述。言い換えれば、「電力線は反射や伝送損失などの線路品質が格段に低いため大電力で通信せざるを得ず、さらには電磁波をシールドできないため、不要放射による外部への影響が避けられない」ということですね。
posted at 23:10:00 on 2007-09-27
by
jr9mfk -
コメント
電力線で通信するとは,入口と出口以外にも穴のたくさん開いた水道管を使って漏水覚悟で送水するようなもの。
漏水があっても出口にたくさん水を送ろうとすれば,水圧を上げて送らなければならないが,そうするとますます漏水が増える。漏水を減らすためには水圧を下げなくてはいけないが,水圧を下げると送水量が減る。
効率的に送水するためには,穴の開いていない送水管で送れば良い。
> 「ACLC(Advanced Cable Link Communication)シリーズ」を開発
これはあまり褒められた製品ではありません、C.Linkの方が優れているでしょう。
同軸線を使い出した事は評価します、しかし、高速PLC技術を応用して4MHz?34MHzを使っているとあり、c.Link製品を各社が発表しているのに今更なぜそのような、PLCで社会問題になっている重要な周波数帯を使うのか理解に苦しみます。
PLC電波漏洩問題が露呈して商品にならないPLCチップ処分の捌け口にでもしているのでしょうか。
CATVでは漏洩電波が問題になる事はあまりありませんが無い事はありません、CATVですらそうなのですから電離層による伝播や微弱な電波も相手にする短波帯を使えば尚更です。
せっかく同軸線を使うのですから短波帯よりも占有帯域幅を安全かつ広く取れて高速な、C.Linkのように800MHzより高い周波数を使った方がより賢いと言えるでしょう。
CATVは5M?55Mを上り信号で使うので、ケーブルモデムがヤバイかも。
ツイストペアよりは漏洩が少ない気はしますがね。いっそ、昔のイエローケーブルの焼き直しにでもすれば?
だんだん、これ自体の存在意義がないことがわかってきますね。
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漏水があっても出口にたくさん水を送ろうとすれば,水圧を上げて送らなければならないが,そうするとますます漏水が増える。漏水を減らすためには水圧を下げなくてはいけないが,水圧を下げると送水量が減る。
効率的に送水するためには,穴の開いていない送水管で送れば良い。