松下の「VIERA」がPLCを採用,ドアホンとつないで来訪者確認(日経BP Tech-On(要無料登録))という記事を見て、早速ビエラホームページ(
http://viera.jp/)にアクセスしてみた。
「新・ヒューマンビエラ誕生。」のコピーとともに、“2007年9月1日に発売する「VIERA PZ750SKシリーズ」”の紹介が大きく載っているが、「PLCを採用」とか「ドアホンとつないで」いう記載はなかなか見つからない。「もっと、使いやすい。/ビエラだけのネットワーク機能」というリンクにもないし、最上位機種TH-65PZ750SKの
別売オプションにも載っていない。探しまくった結果、PZ750SKシリーズの
仕様というページに次の記述が見つかった。
「
無線LANやPLCでの「アクトビラ ビデオ/ビデオ・フル」のご利用は設置環境や設定内容により表示が遅くなったり、映像が途切れるなどの現象が生じる場合があります。LANケーブルでの接続をお勧めします。」
赤字は原文ママ。元ページに注意書き多数ありといえども、ここだけが
赤字。
松下としては、インターネットによる動画配信サービス
アクトビラ ビデオ/ビデオ・フルに対応するVIERAに、不安定なPLCなぞつながせたくないというのが本音なのだろう。
イーサネット端子は1つしかないから、アクトビラ ビデオ/ビデオ・フル用LANケーブルとドアホン用PLCアダプターVL-P923は排他的に使うしかない。日経BPは『松下の「VIERA」がPLCを採用』と高らかに謳い上げるが、事実上VIERAに見捨てられたというのが実態だろう。
宅内のビエラと宅外の門柱にあるドアホンをPLCでつなぐことは合法なのでしょうか?
それ以前にテレビ鑑賞中にドアホン画像で遮られたくないですね。
門柱のドアホン子機とドアホン親機との間は従来の配線を使うので問題ありません。PLCでつなぐのはドアホン親機とビエラの間。
しかし、テレビ鑑賞中にドアホン画像で遮られるのは我慢するとしても、応対するにはドアホン親機のある場所まで行くか、ワイヤレス子機を使うしかありません(もちろん、直接玄関まで行ってもいいけど、それならドアホンでなく呼び鈴で十分)。画像も見られ応対もできるワイヤレス子機が2万円弱で買えるのに、3万円も出して、「新・ヒューマンビエラ」最大の売りのアクトビラ ビデオ/ビデオ・フルを使えず、その場で応対もできないドアホン用PLCアダプタを買う人はいるのか?! まさに、商品に疑問。
ここまで意義を見出せない商品も珍しいですね。
コメント2件(追加)
それ以前にテレビ鑑賞中にドアホン画像で遮られたくないですね。